【新型コロナウイルス】イタリア野党 全面閉鎖「例外」が多すぎ「だいたいオープン状態」と政府を批判

3月12日、イタリアは全面封鎖に踏み切った。あるいは、ほぼ全面、というべきであろうか。

ジュゼッペ・コンテ首相は、「3月12日から3月25日まで、店舗、バール(イタリアで日常的に使われるカフェ)、レストランを閉鎖する」と述べた。感染症への対応に苦慮しているロンバルディア州の要請により、新型コロナウイルスのエピデミックを封じ込めるため、イタリア半島全土を「保護区」としてさらに厳しい制限に踏み切った形だ。

人々の移動も、必要不可欠なものや薬などの買い物に限定される。内務省によると、散歩などの禁止ではないが、外出しないことを推奨している。

イタリア北部・ピエモンテ州のチリオ知事は「これはバカンスではなく、緊急事態である」と前置きしたうえで、公園に行くことは必要不可欠なこととは言えないため、利用を制限するべきとFacebookに投稿。

コンテ首相によって署名された閣僚政令(D.P.C.M. / 閣僚会議議長令)には、いくつかの「例外」が含まれており、野党側は「例外が多すぎる」とし、ジョルジア・メローニ下院議員は、これでは全面封鎖どころか「だいたいオープン」状態で、イタリア国民にさらなるカオスと動揺を招いている、として批判した。

コンテ首相は、産業界は安全策を講じたうえで操業を継続して良いとしており、色々な解釈ができる取り決めであり、イタリア全土で抗議やストライキを誘発した。マッテオ・サルヴィーニ上院議員は、これでは労働者の安全がイタリアの経営者の善意にゆだねられた同然でルール作りができていないと批判し、手遅れになる前に最低15日間は例外なく全てを閉鎖とすべきだ、としている。

(JIEF/DIRE)